2020/09/05 15:06
神奈川県平塚市出身のパティシエであり日本料理人の石田時光です。
この度、大変な世の中ではありますが、より多くの皆様に喜んでもらえるお店を地元平塚にパティスリー&カフェ「Domine joie」をオープンいたしました!
<プロフィール>
石田 時光 神奈川県平塚市出身 1982年生まれ
◇ 長野県の信州大学農学部栽培学研究室で農業を学ぶ。
◇ 長野県伊那市 夢ケーキを世界に「菓匠Shimizu」において洋菓子を学ぶ。
◇ 京都府京都市 日本初の板前割烹 「浜作」(foodies世界のレストランtop100)において日本料理を学ぶ。
◇ 神奈川県鎌倉市 ミシュラン湘南一ツ星「鎌倉山倶楽部」のカフェ部門「ティーサロン鎌倉山倶楽部」の店長兼シェフに
商品・お店が作られた背景
小さい頃、「料理の鉄人」に夢中になりました。鉄人や挑戦者の料理人の皆さんの輝いていること。いつか「美味しゅうございました」をたくさん言われたい。
夢の始まりです。
食に携わる勉強がしたい!と農学部にすすみました。その頃、オーガニック、無農薬が認知されてきた頃です。実際に育てた作物は、農薬も使ったものもありました。使わないで育てたものもありました。農薬を散布するとき、先生が「君たちは触らないように体に悪い」と言いながら、農薬を使用しなければならない現状がありました。この時、無農薬栽培の難しさを知りました。
たふん、育てた事が無かったら、この大変さは分かりませんでした。自然と生活の狭間で、農家の人も揺れ動いているのだなと感じた体験です。みんな、なるべく無農薬でやりたいのではないかな。でも、害虫防除、除草とすべてを人の手で行っていたら、みんな食べていけないのだろうなと感じたものです。
オーガニックというのは、とてもとても大変なのです。家庭菜園ならいざ知らず、それで生計を立てようとすれば、とてつもない労働力がいるんですね。
減農薬にするのだって一苦労。
農家の仕事はほんとに大変。
その、仕事の価値を伝えていきたい。大切に育てたもの、それにはとてつもない価値があるのだと。食べ物の価値を子供たちに伝えていきたいのです。
ちゃんとした材料を使うと、安くは作れない。食育として、その価値を伝えていきたい。
そして、生産者の顔が見える物を使って食べ物を作りたいのです。
地産地消で地元の食材を取り入れながら、そして、私が出会った優しい人達の優しい食材を使いたい。
優しい人が作る物は優しい味がします。優しい味は体にも優しいのです。
全てがオーガニックとはいかないかもしれ
ません。でも、そこに、向かっている優しさはこもっています。
そんな優しさを広めたいと思っています。
お店の名前「Domine joie」
Domineは「一望する、見渡す」(統治するという意味が主のようですが)、joieは「喜び」
喜びを一望する という想いを込めました。
私たちの商品・お店のこだわり
平塚市にある牧場で育った牛たちの牛乳、市内農家さんたちの湘南イチゴ、隣接の二宮町の自然飼の鶏達の有精卵、そして、湘南そだち米はるみの米粉などの地産地消の食材として使いながら、優しいお菓子作りを目指していきます。
2018年「おいしいギフト大賞」で総合部門において準大賞を受賞した「鎌倉山ぷりん」をリニューアルし、湘南エリアの素材を取り入れながら作った「湘南ジャージープリン」や鎌倉市のふるさと納税の返礼品として好評を頂いた「鎌倉山はちみつのとら焼き」をベースに平塚のハチミツを使用して作る「湘南 塩ティグレ SolTigre」など、実績のある商品を軸に、湘南そだち米はるみの米粉を使ったグルテンフリーの優しい、美味しいお菓子を提供していきます。
グルテンフリーや低糖質のお菓子もご注文で御作り出来るようにしていきます。